プロフィール |
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早稲田大学政治経済学部を卒業後、神戸大学の置塩信雄先生の研究室にお世話になりました。五年間の院生生活を終え、富山大学で大学教員生活をはじめました。富山大学では、『マクロ経済学』『経済変動論』などを主に担当してきました。1993年秋学期/1994年春学期にマサチューセッツ大学アマースト校(University of Massachusetts/Amherst)に在外研究をする機会を得、たくさんの貴重な経験をしました。
細々とホームページを続けてきて二十年を超えるが、開設する際につぎのように書いた。
『インターネットが大流行です。流行は必ずすたれる、ということであれば、しばらくすれば、誰も目をむけなくなるであろう。実際のところはどうなのであろうか。
大学で経済学を研究し、教育する立場にあるものとして、どの程度のことが可能なのか、試してみよう。これが、インターネットに関わる動機です。
立花隆氏によれば「ウェブはインターネットが初めて生んだ全く新しい情報メディアです」(『インターネット探検』)ということですが、私は教育・研究におけるインターネットの利用という視点から、考えていこうと思っています。』
いまや、ソーシャルネットワークの時代になり、facebookやtwitterといった手段が普及している。残念ながら、まだ馴染んでいないので、これらの可能性がどの程度なのかを判断できない。
ゼミを選択するひとつの基準は「どんな教師か」だと思います。ひとつのことを辛抱強く研究し続けるのが「学者」というものでしょうが、私はどちらかというと移り気、無節操なところがあります。その意味では決して学者とはいえないでしょうね。
『社会経済学基礎A/B(2018年度)』、『社会経済学応用』、専門ゼミ、入門ゼミ(2018年度/春学期)、『社会経済学(大学院、2018年度秋学期)』などを担当していますが、ゼミナールの内容を狭く「社会経済学 (or 政治経済学)」に限定するつもりはまったくありません。ゼミ生には、はじめから社会経済学を学ぶことを拒否する、あるいは新古典派経済学を学ぶことを拒否するといった偏った態度をとることなく、両者を比較考量するよう努めてほしいと願っています。とはいっても大学教師は所詮「サービス業」を担う一員にすぎないわけであって、サービスする側が「お客さんを選べない」ことは充分わきまえています。
96年4月に第1期生を迎えて、2018年度の新ゼミ生は第24期生。これまで佐藤ゼミで学んだ/学んでいる学生は250名を超えました。一年経るごとにゼミ生との年齢差は確実に一歳開いていくが、年相応に付き合っていきたいと考えている。