劣等感がない

留年という制度がある。

一年間に履修すべき科目が定められていて、不合格になった科目があれば、もう一度同じ学年を繰り返す。同じ学年に留まるから留年というわけだ。大学生ならば、ともかく、初級学校だったら、留年した子どもは自分をどのように受け止めるだろうか。おそらくは「劣等感」をもつだろう。

個性・能力がさまざまな子どもを、同じ物差し(具体的には点数で表される)で測って、〈できる子〉と〈できない子〉に区別できるという考え方が前提にある。

教育の場で、繰り返し、議論されていることに過ぎないが、劣等感をもつ子どもが一人もいない学校を作れないのだろうか。

 

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