最低賃金800円

最低賃金の水準を定める議論が始まった。2010年度の全国平均が730円であった。労働組合側は「全国最低800円」の実現を目指しているが、大震災の影響を受けて経営側は引き上げには慎重の状況のようだ。

かりに最低賃金であっても人々には「健康で文化的な最低限度の生活」が保証されなければならない。このことは、最低賃金法にも述べられている

第九条2 地域別最低賃金は、地域における労働者の生計費及び賃金並びに通常の事業の最低賃金支払い能力を考慮して定められなければならない。

3 前項の労働者の生計費を考慮するに当たっては、労働者が健康で文化的な最低限度の生活を営むことができるよう、生活保護に係る施策との整合性に配慮するものとする。

時給800円で1年間働いた時に、年収はいくらになるであろうか。

かりに一日も休まずに、1日8時間働いても、6400円/日×365日=233万6000円である。

年収300万円にも届かない。

これまでも議論され続けていることであるが、誰もが安心して暮らせるように「最低限度」を実質化しなければならない。

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