「いい人」と収入

「いい人」は収入(稼ぎ)が多いか、あるいは少ないのか。「いい人」を明確に定義しない限り、問いとしては成立しないのだけど、「正直者は馬鹿をみる」という言葉もあるほどだから、いい人は損をするという感じをもたれているかな。「正直は一生の宝」、「正直の頭に神宿る」という慣用句もあるから、結局は損得の問題ではない。

“agreeableness” と”income”の関係を分析した論文が「いい人は稼ぎが少ない」という見出しで紹介されていた。調べてみると次の論文がそれ。

Timothy Judge (University of Notre Dame), Beth A. Livingston (Cornell University), Charlice Hurst (University of Western Ontario) “DOES IT PAY TO BE NICE? THE EFFECT OF AGREEABLENESS ON THE GENDER WAGE GAP”

“agreeable man” =「いい人」となるかどうか不明だが、この研究がそこここで話題になっているようだ。

金価格が高騰していると聞いて手持ちの金のネックレスや金時計などを子供と一緒に売りに行く人たちの様子がニュースにあった。経済状況に〈敏感に〉反応して行動できる人は〈いい人〉なのかな。

 

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