ライフログ

テレビ番組で紹介されていたのが、ライフログ。

迂闊にも知らなかった。日常生活(Life)を定期的に記録(Log)するという意味なのだが、これだけみると、日記と変わらない。ライフログは日記に似て、非なるものという印象。

コンピュータ関連技術が進歩して大量のデータを処理できるようになった。

若いカップルのデート風景。お店に入る前に看板の写真、テーブルに座るとコースターの写真、メニューの写真、注文してサービスされた料理も写真、・・・、というようにありとあらゆる場面を記録する。

二人で食事をしながら会話を楽しむというのではなく、ひたすら記録する。

記録するためにどこかに行くというようにも見えてしまう。「転倒しているな」という印象をもってしまった。

40歳代の男性。人生すべてのデータを記録し、いつでも見られるようにしている様子。過去の出来事も瞬時のうちに検索して、表示できるようになっている(ようにみえた)。

経験した様々を見たい時に、瞬時に見られるようになると「なつかしい」という感覚がなくなるらしい。

時間感覚がなくなってしまうのだろうか。流れるというように形容される〈時間〉が失われている。

ライフログと言ってもデジタルばかりでなく、昔風にノートに手書きして、記録を残している人もいる。こちらは依然として日記に近い。

 

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